Sunday, March 23, 2014

【Race Report】2014板橋Cityマラソン


 日本に帰国してから初めてのフルマラソンとなった板橋Cityマラソン。先週の3月15日(土)にはカラーラン@東京ドイツ村でこんな(↓)感じで色塗れになったのですが、これはランというよりはピクニックで走っている人のほうが異端という、走りたいランナーにとっては少し消化不良な大会でした。これはみんなでワイワイ色をかけあって楽しむお祭りですね。



 そして今日、3月23日(日)、アメリカ生活時代と比べると格段に練習量が下がってしまった中でしたが、六甲縦走キャノンボール大会や、UTMFの練習ということもあり、走ることにしました。

 4年半もアメリカにいたので日本のレース作法に疎くなっており、Bib(ゼッケン)をシャツの前後にそれぞれつけることに軽いカルチャーショックを受けて準備。ただ荷物一時預かりについてはアメリカよりも日本のほうが効率がいいな〜とは先週のカラーランから思っていました。アメリカの場合は必ず係員にFamily NameのA-Z順で決められた所に預けなければならず、預けた荷物はトラックなどに積まれ、レース後には、係の人が1つずつ荷物を探して渡すため30分〜1時間くらい待たされることもありました。それと比べるとゼッケンの末尾の番号のテントに自分で置いて、自分で受け取るというシンプルさは革命的でした(笑)。

 9時レーススタートということで8時には最寄りの埼京線浮間舟渡駅に着いたのですが、そこから続く人の波に色んな意味で飲み込まれてしまいました。レースにはキッズランや5Kの人たちも入れると約1万7千人参加ということですので人は多いのは当たり前なのですが。
 レースコンディションは写真を見ていただいてもお分かりになるように快晴で風も朝は微風。暑さだけが心配でした。



 8時過ぎには会場に着いたのですがトイレの列がハンパない!(↓)



 アメリカでも並ぶには並ぶのですがここまではなかなか。結局トイレに辿りつくまで40分かかりました・・・。トイレ終わってから着替えてシューズ履き替えて荷物をテントに預けて、と準備に追われていたら準備運動などする時間は全く無くなり、開始数分前に何とかスタートラインに駆け込めました・・・。日本の場合、陸連の人たちが先に走るので、一般参加の私はその後。会場にはゲストで有森裕子さんもいらっしゃったのですが、その姿を拝見できたのはスタートラインを通過した時だけでした。でも精一杯応援してくれて元気もらえました。号砲から実際にスタートラインを通過するまでにかかった時間は3分。こんなもんかと思っていたのですがその後も荒川の河川敷をひたすら走るコースなので、道も狭く、また申告タイム順でゼッケンとスタートラインの並び順が決まってるはずなのに、ゼッケン上ははるか後ろにいるべき人達がわらわらと前を走っており、かなりの交通渋滞。結局折り返し地点を過ぎるくらいまであまり状況は変わらず、でもこれが日本のマラソンなのかと言い聞かせ、抜けるところで一気に何人か抜く、というのを繰り返しました。
 気温も予想通り暑くなったのでエイドステーションでは積極的に給水。コップ2杯は毎回飲みました。後、持参したS!Capsとジェルを1時間おきに摂取しました。

 折り返し地点までは追い風だったので、帰りは当然ながら向かい風なんだろうな・・・と思っていたのですが予想以上の追い風で心が何度も折れそうになりました。ただ周りに人は多かったので適宜集団を形成し、風を避けつつ後半残り10キロまで粘り、最後はタイムや他のランナーというよりも風と花粉との戦い、ゴールしました。

 タイムは昨年12月にメリーランド州のNorthern Central Rail Trail Marathonで出したPR、3:26:13には及ばず、手元の時計では3:34。風はあったものの全般的にフラットなコースだっただけにちゃんと練習していれば・・・と少し後悔。最近はレースに出るたびにPRを出していただけに残念でした。次に向けて頑張る材料ができたということで。

 レース中に日本最高〜!と叫びたくなったのは、エイドステーションでのアンパン、クリームパンやおにぎり、そして走るまで知らなかったのですが板橋Cityマラソン名物のシャーベット!もちろん味わって食べるまではできませんでしたがアメリカの必要最低限の、というかそっけないエイドと比べると天と地、ファミレスと高級レストラン(←これは言い過ぎ)くらいの違いで感動しました。ゴール後のある意味地元をあげてのお祭り的な、屋台の豊富さにも驚きました。カレーやラーメン、ビールなどがかなり良心的な価格で提供されており、もちろん美味しくいただきました(笑)。

 




ゴール後、アメリカでは大抵のレースでメダルをもらえたのですがそれが無かったのがちょっと物足りなかったのですが、それを差し引いても日本のレースを久々に楽しむことができました。レース中未舗装の箇所もあったのですが私はむしろトレランのいい練習だと喜んで走っていたのですが、あそこで心が折れた方も多くいたようですね。ランナーたるもの、どのようなコースにも対応できるように常日頃から鍛えておくべきなのでしょうが、とはいってもああいったコースで喜んでしまう自分はつくづくトレイルランナー(変人ランナー?)なんだなと思ってしまいました。

 足もダメージがほとんどなく、今週末の六甲縦走キャノンボール大会も無事?出場できそうです。こっちのほうが距離的にもコース的にも真剣に取り組まねばならないのですが、今夜くらいはゆっくりとお酒飲んで休みたいと思います。

 今日走られたランナーの皆さん、そして何より運営スタッフ、ボランティアの皆さん、本当にお疲れ様でした!

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